STORYストーリー
そんなアメマドイに住まう僕たちは──いくつかの問題を抱えている。
礼儀正しく、心優しい幼馴染、煤ヶ谷小夜。
奇想天外系妹、茅ヶ崎夕桜。
ヒーローに憧れる後輩、小不動ゆるぎ。
裏路地のゴミ箱にはまっていた、汐入玖々里。
そして、僕こと、茅ヶ崎英士。
心に傷を負った僕たちを待ち受けるのは、様々な思惑、事件の数々。
時には部室を賭けて、神経衰弱をしてみたり。
捨てられていた少女と、ババ抜きをしてみたり。
打ち上がる花火に心を奪われながら、失くしたものを補おうとする。
僕なりの方法で、何かを成そうと懸命に生きていく。
こんな僕でも、誰かの力になれるなら──。
みんなが笑顔になれますように。
涙が失われたこの町で、僕たちの成長物語は始まっていく── 。